1.洋服の洗濯したいのですが、ケアラベルの絵表示の意味を教えてください。
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2.ケアラベルには 「ドライマーク」 がついている衣類なのですが、エマールなどの市販の 「ドライマークも洗えるホームクリーニング洗剤」 で洗っても大丈夫ですか?
ケアラベルに表示してあるいわゆる「ドライマーク」は、「ドライクリーニングができます」 という意味で、「ドライクリーニングしかできません」ということではありません。
ドライマーク
水洗い X
しかし、ドライマークがついて、なおかつ水洗い×の印がついた衣類は、水洗いを避けるということですので、結果的にドライクリーニングをしていただくということになります。
時として「素材がポリエステル 100%なのだから、水洗いしてもいいはずではないか」などの問い合わせがありますが、洗濯表示は素材が何であるかということだけでなく、織り、編み、仕上げ加工、染め、芯地、縫製など、複雑な要素を総合的に勘案して、型崩れや風合いの変化の生じにくい、最も妥当な洗い方を表示しています。ですから、表示されたとおりの洗い方をしていただくのが、もっとも危険性の少ない方法です。
市販の「ドライマークも洗えるホームクリーニング洗剤」を使用して水洗いした場合、確かに問題なく洗いあがる場合もありますが、型が崩れたり、風合いが損なわれたりする危険性も無視できません。
とくに、皮革製品 和服 ネクタイ スーツ ジャケットは水洗いはお避けください。また、レーヨンやウールなどの収縮しやすい素材、色落ち・変色しやすいもの、アイロンがけが困難なものも、水洗いはお避けください。
水洗いに×印のついた製品を水洗いして、型崩れ、風合いの変化などのダメージが生じた場合は、メーカーは責任を負えませんので、あくまでも自己責任となります。
特定の商品が、「ドライマークも洗えるホームクリーニング洗剤」で洗えるかどうかをメーカーに問い合わせられても、「それはお避けください」としか答えることができません。どうしても水洗いしたいという場合は、むしろ洗剤のメーカーにお問い合わせください。
3.中国製衣類に、発がん性物質が残留しているというニュースを聞いて、とても不安になっているのですが。
平成 19年 8月、ニュージーランド発の情報で、中国製衣料品に高濃度のホルムアルデヒドが残留されているのが発見されたと伝えられ、国内でも不安が高まっています。
ただ、一般論としては、ホルムアルデヒドは非常に水に溶けやすい物質ですから、直接肌に触れる衣類は、着用前に一度水通しをしていただけば、ほとんど問題なくなります。
4.ダウン(羽毛)のジャケット、コートで、いやな臭いがします。薬品臭ではなく、カビや生き物っぽい臭いで、着用して温まると、ますますきつくなります。
洋服の中のダウンの雑菌が増殖し、臭いの元になっている可能性があります。
臭いの程度が軽い場合は、直射日光のあたるところに吊るしたまま、数時間おいていただくと、日光によって殺菌され、臭いが消える場合があります。ただし、直射日光で変色する危険性がありますので、表地が日に当たらないように、裏返して吊るすようにしてください。
それでも臭いが消えない場合は、クリーニング屋さんに頼んで、ウェット・クリーニング (水洗い) をしてもらうのが効果があります。ただ、ダウンウェアはていねいに水洗いしないと、中身の羽毛まで水が通りにくいため、技術レベルの低い業者の場合は、効果のない場合があります。信頼のおける業者に依頼してください。
5.スカートが静電気で脚にまつわりついて、気になってたまりません。静電気を防ぐ方法はありますか?
スカートの裏地や表地までが静電気で脚にからまりつく場合は、市販の静電気防止スプレーが効果を発揮します。
スプレーだけでは効果が薄い時には、水洗い可能なものの場合は、柔軟材を使用すると、静電気を帯びにくくなります。また、靴に帯電防止のインソール (中敷) を使うのも効果がありますので、組み合わせて対処してください。
6.衣服の表面に細かい毛玉がびっしりと付いてしまい、なかなか取れません。
衣服の生地の表面に発生する毛玉を、ピリングと言います。これは摩擦によって表面に発生した毛羽が絡まりあって、丸い毛玉となるものです。
コットンやウールなど、天然繊維の場合は、繊維強度が弱いため、このピリングも自然に落ちやすいのですが、ポリエステルやアクリルなどの合繊は、強度が強いため、こびりついて取れにくいという問題があります。
びっしりとついてしまったピリングを除去するには、市販の毛玉取り機 (シェーバーのような構造) がありますが、生地を傷めないように十分に注意してかみそりで取るという方法もあります。また、クリーニング店で、毛玉取りサービスをしてくれるところもあります。
ピリング発生を防ぐには、過度の摩擦を防ぐことに尽きます。同じ衣類を毎日繰り返して着用しない、着用したら丁寧にブラッシングをして毛羽を整える、乾燥しすぎないようにお風呂場などに一晩吊るし蒸気を当てる - などの対策が効果的です。
また、ショルダーバッグなどで常にこすれる部位にはピリングが発生しやすいので、注意が必要です。
7.洋服に表示されているサイズの意味がよくわかりません。
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8.合成皮革のジャケットやコートの表面にヒビがのようなものが入り、一部が剥がれかけていますが、どうしたらいいのでしょう。
合成皮革のジャケットやコートは、一般的に製造されてから 3年から 4年以上経つと、表面にヒビが入り、コーティングが剥がれやすくなります。これは決して粗悪品だからというわけではなく、 「経年劣化」 という現象で、避けられないものです。
ヒビや剥離が生じる前段階として、表面がべとつくような感触になることがあります。この状態になってからクリーニングに出すと、ほぼ確実にヒビや剥離が生じます。
これは素材の特質で避けられないものですので、「合成皮革は 3年以上経つと、表面が劣化するもの」 とご理解の上、お買い求めください。