クリーニング事故で、商品にダメージが生じてしまった

1.クリーニング業者ですが、お客様からお預かりした洋服をクリーニングしたところ、クリーニング事故でダメージを生じてしまいました。ケアラベルに 「全日本婦人子供服工業組合連合会」 と表示してあります。

クリーニング事故を生じた製品に 「全日本婦人子供服工業組合連合会」 と表示してある場合は、その下の電話番号により、当連合会にお電話ください。

ID コードにより、メーカーを特定してお知らせいたします。

当連合会は、その製品のメーカーではありませんので、製品の詳細については、特定されたメーカーにお問い合わせしていただくことになっております。

2.クリーニングに出した洋服を引き取ったところ、クリーニングに出す前にはなかったダメージがありました。クリーニングの仕方が悪かったのではないかと思います。どうしたらいいですか?

クリーニングに出す前にはなかったダメージが、クリーニングによって生じた場合は、当然ながら、まず、クリーニングの仕方に落ち度があったのではないかと疑われます。

ですから、まず第一に、そのクリーニング業者に苦情を申し入れてください。

クリーニング業者によっては、苦情を受け付けない場合がありますが、それはモラルに反します。

ダメージの原因を明らかにするために、とりあえず、ケアラベルに表示されたメーカー、または 「全日本婦人子供服工業組合連合会」 に、お客様の目の前で電話を入れるように要求してください。

当連合会が電話を受け付けた場合は、表示された ID コードによってメーカーを特定します。

クリーニング業者がそれをも拒否した場合は、地域の消費者センターにご相談ください。

3.家庭洗濯で、洋服にダメージ(縮み、風合い変化など)が生じました。どうしたらいいですか?

洋服をご家庭で洗濯される場合は、ケアラベルの表示をご覧になり、それに沿った方法でお洗いください。

ケアラベルの絵表示の意味は、こちらをご覧ください。

ケアラベルに表示された方法を無視して洗濯し、それが原因で洋服にダメージを生じた場合は、メーカーは責任を取ることができません。

ケアラベルどおりの方法で洗濯したにもかかわらず、ダメージの生じた場合は、ケアラベルに表示されたメーカーに苦情をお申し付けください。

メーカー名ではなく、「全日本婦人子供服工業組合連合会」 との表示がある場合は、当連合会に電話でお問い合わせください。ID コードによってメーカーを特定し、そのメーカーの担当者から直接連絡を入れるように手配いたします。

4.合成皮革の服をクリーニングに出したら、表面のコーティングがぼろぼろに剥げた状態で戻ってきました。クリーニング店の過失だと思います。責任は問えますか。

この場合は、クリーニング店の過失ではなく、不可抗力 (仕方のないこと) である可能性があります。

合成皮革のジャケットやコートは、一般的に製造されてから 3年から 4年以上経つと、表面にヒビが入り、コーティングが剥がれやすくなります。これは決して粗悪品だからというわけではなく、 「経年劣化」 という現象で、避けられないものです。

ヒビや剥離が生じる前段階として、表面がべとつくような感触になることがあります。この状態になってからクリーニングに出すと、ほぼ確実にヒビや剥離が生じます。

これは素材の特質で避けられないものですので、「合成皮革は 3年以上経つと、表面が劣化するもの」 とご理解の上、お買い求めください。

最近では、クリーニング店が合成皮革製品のクリーニングを引き受けないか、「表面にひびや剥離が生じても構わない」 という念書を取ってから引き受けるというケースが増えてきました。

全日本婦人子供服工業組合連合会
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